治療方針
~発達障がいは天与の才~

並外れた集中力やこだわり、興味関心の偏り、豊かな発想と行動力を持ちながら、周囲に奇異な目で見られ、馴染めず昼休みや中休みを過ごしている子どもたちがいます。
周囲の理解と協力があったら活き活きと溢れんばかりの能力を持っている子どもたちです。
「他の子と同じように」出来ない子どもたちです。
なぜ周りの大人たちは、自分の子をみんなと同じようにしたがるのでしょう・・
ずっといい大学に行って、いい会社に就職することが幸せへの条件と教えられてきました。学歴と収入は比例していると。
活き活きと生活しているしている人はどんな人でしょうか・・・
人に頼り頼られ自信のある人は、表情が豊かで魅力があります。
親は我が子可愛くて、心配でついつい先のことが不安になり「みんなと同じように」「子どもが困らないように・・・」と親の不安を子どもに押しつけてしまいます。子どもは未来にたくさんの希望を持った国の宝です。そして発達障がいを持つ子どもたちは花に例えると「菊」や、「蘭」のような手のかかる花なのかもしれません。道ばたのタンポポのようにあまり手をかけなくても逞しく育つ花がよかったですか?あなたに与えられた種はどんな見事な花を咲かせてくれるのでしょうか・・・咲かすも枯らすも親次第です。
子どもには安心と安全を守られる家庭環境を第一に、教育機関にも働きかけ、その子が今望んでいることは何なのかを伝えてまいります。
親が焦ると子どもは不安になります。
学校に行けなくても、乱暴でも、物を盗んでも・・・大事な大事な宝物・・と子どもを守ってあげていただきたい。
愛され、全てを受け入れられた子どもは「この世の中はいいところだ」と前を向き自分の人生を楽しむことが出来るのです。
長い時間をかけて傷ついた心はすぐには癒えませんし、長い間かけて高学歴高収入幸福論をすり込まれ、競争社会を生き抜いてきた親御さんもすぐには変われません。
絡まった糸をほどくようにゆっくりと時間をかけて心の治療をしてまいります。
親御さんには少々厳しい院長です。「子どもの笑顔が見たい、将来自分の人生を全うしてもらいたい」ただその一念で治療に専念しております。
子どもは無条件でお母さんの事が大好きで、いつも「お母さんを喜ばせたい」「お母さんに笑ってもらいたい」と思って生きています。これでもかこれでも僕のこと(私のこと)が好きかと、試すようにすることもあるでしょう。
どうかお母さんも無条件で子どもを愛してあげてくださいね。子どもが安心してわがままが言える家庭環境作りを心がけてくださいね。きっと見事な花を咲かせることでしょう。